鈴木祐の『無(最高の状態)』の紹介
鈴木祐の『無(最高の状態)』にはまっています。
自分のエゴを全て捨てて無になって、ありのままを受け入れて楽に生きるための具体的な方法が書かれています。
どちらかと言うと仏教寄りの内容ですが、ヨガ的な呼吸法とか、心理学的な思考法とかも書かれています。
読み進めて行くとHSPの私は、目から鱗が剥がれまくりで新しい眼球になったくらいのレベルの納得、気づき、癒しの連続でした。
ためになる内容についても、これからまとめて行きたいと思っているのですが、とにかくドカンと一発驚かされたのは「本当にみんな同じようなもんなんだ!」という嬉しい気づきでした。
特にみんな「同じ様なもんですよ」とかいうフレーズがあったわけじゃないんですよ。
悪法日誌とは?
本の中で人間には“18の悪法”があってそれに思考が縛られ心て辛くなるというんです。
18の悪法は全て2字で、知っている熟語が多いのですが、説明を読まないとこの本でどんな心の状態を言いたいのかは分かりません。
例えば承認なら親の承認を求めて育った人はネガティブ思考になるとき承認の悪法が強くなるというニュアンスです。
18の悪法は誰でも多かれ少なかれ全部持っているというのですが、ネガティブな思考になる時にどれに、どの程度影響を受けているか記録する、悪法日誌をつけて、自分の思考のくせを知ることが、思考ぐせを知ることの一歩だというのです。
悪法日誌の記入例から気づいたこと?
それでその悪法日誌のフォーマット例が出ていたんですけど、その例の中の“思考パターン”の項目が先日私が数日間に渡って苦しめられた職場で体験した内容と殆どオーバーラップしていたんです。
心の中でピンポーンが鳴り響きました。
「大した事ないじゃん」と思われそうですけど、何でこんなことを考えちゃうんだろうと、何度も何度も自分を責める思考で、現れては消え現れては消え。この時だけじゃなくてよくあるんです。
「またやってしまった!」
「でもこんなに厳しく言われるほどのミスじゃないんじゃないか?」
「他の人が同じミスをしてもこんなに怒られないのでは?」
全く同じ!!
「こんな例に出てくるくらいだから、同じ状況だと同じ様なことをみんな考えてんだな」と思えて来てすごく心が楽になりました。
悪法日誌は過去に戻ってつけてもいいという事です。
自分の思考のくせを知るために、何が原因なのか客観的に見れるようになる作業の練習なんです。
近々ミスをして上司に注意することはると思うけど、その時の準備のためにもあの日に戻って日誌をつけてみようと思います。