【HSP】ネガティブ思考に感謝する日常

気楽に賢く、正しく生きて行きたいHSPでネガティブな日常を綴ります。

【映画】ワン チャンス!ストーリーと感想(ネタバレあり)

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笑って泣けて感動できる、出来たら音楽が楽しめる作品を求めてAmazonprimeで検索中、予告編をチラ見して「これにするか!」とポチった決め手は?!

 

ポッチャリ(デブ)の主人公は小学生、高校生ずっとずっと、いじめっ子達から逃げる逃げる。ダッシュの末、横棒に顔面をぶつけぶっ倒れるシーン!

 

見た目の面白さからか?「私も結構残酷ですかね?」

 

その後続くシーン、少年合唱団、青年合唱団で歌う主人公の美声にさらに引き込まれ、見たいという気持ちは100%を早くも超えて「観る!」と決定したのは冒頭5分以内でした。

 

知ったのは視聴後ですが、オペラで成功したポール・ホッツの実話作品だけに美声は録音した本人の吹き替えだというから驚きでした。

 

始めから終わりまで描かれているのはパットしない男子のラブストーリーです。

 

通りの向こうの彼女に朗報を伝えるべく突っ走り車に衝突、そのまま暗雲が立ち込めてしまうシーンも実話なんですね。

 

ウィキペディアのあらすじに波乱万丈の半生とあるのは納得ですね。

 

妻になる彼女ジュルズとは遠距離のメル友でした。携帯電話ショップの上司で親友の風変わりなブランドンに仕組まれ顔を合わすことになる2人。

 

話す中でお互い運命的に惹かれ合いポールのオペラへの夢は共有のものとなります。

 

ジュルズとの約束ベニス留学を実現するポール。喜びの声を電話で彼女に届けることができました。

 

その後恋愛もオペラ歌手としても順調でした。留学の最終目標だったオペラ界の神と言うべくパヴァロッティの前で歌うところまで実現します。

 

ところが、ここからストーリーの雲行きは一気に悪くなります。

 

緊張からいつも通りの美声を発揮することが出来ません。心の弱さを指摘され夢を全否定されてしまいます。ズタズタのメンタルで帰国することになります。

 

その後はオペラから離れてジュルズにも暫く連絡を取れずにいました。

 

そこから、再び立ち上がるきっかけになったのはやはりジュルズでした。

 

愛を伝える一節は彼女の心に届きそれが再び歌い始めるきっかけになりました。

 

2人はそのまま結婚へ、ただハッピーエンドとならないのは実話だから?

 

共同体になった運命はポールの病気やけがでどうにもいい方向には進みません。

 

一度はまた歌えなくなりお先真っ暗、経済的にもにっちもさっちもの状態に陥ります。

 

そんな中でジュルズは強かった。淡々と仕事を掛け持ちしながら生活を支えます。

 

さらに弱気なポールにオーディション番組「ブリテンズ・ゴット・タレント」への応募を進めこれが成功のラストシーンにつながります。

 

ポールの幸福とは言えなかった半生をを支えたのは妻ジュルズだけじゃなくブランドンや両親、彼の声を愛し信じる人たち。その中にいつの間にか私もいたかもしれません。

 

視聴者が最後までポールの人生を応援したくなるのは、舞台上から通りのカフェから、所々のシーンで流れるポールの美声、絶対にジュルズと幸せに歌い続けて欲しい。

 

そんな温かい気持ちで見守ってしまう作品です。