新しいスーパーヒーローを今日発見しました。その人はスーパーボランティア尾畠春夫さんです。
尾畠春夫さんのことは2018年山口県で2歳の男の子が行方不明になった騒動で発見者として報道された時から知っていました。
でも、尾畠春夫さんが私のスーパーヒーローになったのはこの時じゃありません。
当時は発見のニュースを見た時、尾畠春夫さんが発見した時、名前を呼んで探していたら男の子が「ぼくここ」と言ったというのが変に気になっていました。今思うと本当にバカみたいです。
職場でこのニュースはすごく話題になって、もちろん発見されたことは皆喜んでいたのですが、2歳児が「ぼく!言うかな?」と論争になったのです。
そんな会話が飛び交って夕方、夜、朝、繰り返しのニュースで尾畠さんが話しているのを見ていると悪魔の考えが頭を駆け巡りました。
「うさんくさい!何でわざわざボランティアんに行くかな?」
「スタンドプレーじゃないの?」
「もしかして暫く放置してヒーローになろうとしたんじゃないの?」。
「わざとらしい笑顔!」とか。。
今思うと最低の思考の暴走です。
大きな消しゴムで自分ごと消してしまいたいほど恥ずかしいです。
その後尾畠春夫さんが緑綬褒章の受章したニュースは急行が通過するように見ていたと思います。
でも今日日本だけじゃなくて世界でも表彰されるべき誇らしい歴史的人物とさえ思えます。
「わざとらしい笑顔!」
「はあ~?」
「誰よりも眩しい笑顔に目が開けられません」
それが今日の尾畠さんを見る私の気持ちです。
今日NHKの「インタビューここから」で尾畠春夫さんの生き様に感動しました。
ボランティア魂はハンパない!
目立ちたいとか、表彰されたいなんて気持ちは微塵も感じられないストーリーでした。
学校にも行けない働くしかない、私なら心が歪んでも誰も責められないと堂々と呪いの言葉を連呼しているだろう幸福とは言えない生活をしながら行きついた所で湧きあがった気持ちは“感謝”だったと言います。
災害が起こるたびボランティアに駆け付けるようになったのは後のことで、始めは自分が趣味で上る由布岳の山道の整備をただひたすらやること。これは今も当然のように続けていると言います。
「スタンドプレー!」
「はぁ~」
「何言っちゃんてんの、アホちゃうか!」
生活の目的全てが「困った人がいたらとにかくすぐに駆けつける」。
これを実現するために毎日8キロ家の周りを走って体を鍛えて、食べ物は家の近くで摘み取った野草を心から感謝して食べる生活。
運動+小食=健康
体あっての心あってのボランティア。
スーパーボランティアたらしめる日常に体が固まりました!
「あと50年はボランティアを続けたい」と話す笑顔に一片の嘘はありませんでした。
あんな笑顔で年がとりたい。。
1ミリずつでも尾畠春夫さんに近づきたい
今一番推しのスーパーヒーロー!尾畠春夫さん。