【HSP】ネガティブ思考に感謝する日常

気楽に賢く、正しく生きて行きたいHSPでネガティブな日常を綴ります。

【映画感想】『スクール・オブ・ロック』(School of Rock)

 

ストーリー

主人公のポッチャリ、髪の毛ボサボサの中年男は収入ゼロの自称ロッカー。金欠の窮地を逃れるためルームメイトの元バンドメンバーの替え玉として小学校の臨時教師に就任する。勉強は何一つ教えることは出来ない中で子供たちをロックに目覚めさせ、ギター、キーボード、ヴォーカルなどのバンドメンバーはもちろん照明や見張り役など全員役割分担して最後にはクラスが一つになってコンクールの出場を目指すことになる。お堅い親に入れられたお堅い小学校で過ごしてきた生徒たちにとって主人公はあまりに刺激的で受け入れるのは簡単ではなかったが次第にそのロック魂に全員が感化されていく。コンクールの前日の保護者会で主人公は替え玉がばれて教師の職を追われることになるが、子供たちは納得できず自ら行動を起こし主人公と共にコンクール出演する。駆け付けた校長と保護者が見る中、ギター少年が自らの悩みを吐き出し作り出した曲をメインヴォーカルは主人公で、バンドから裏方まで一つになって熱演、全観客を感動の渦に巻き込む。コンクールの優勝は逃すもライブ会場にバンド名スクールオブロックの歓声が鳴り響き納得のアンコールへと続きエンディングへ。

見どころ

主人公のちょっとクレージーな熱いロック魂にお堅い学校の小学生たちと一緒に映画視聴者も引き込まれていくことになる作品。まず冒頭からのライブでのダイブシーンは主人公の世界観そのものだ。はじめのライブではブザマというしかないただ笑えるものだったが、最後のライブでは保護者たちの上に飛び舞台まで送られるという爽快なワンシーンとなった。子供たちとの心温まるやり取りは、ロッカーのガサツさがかえって心に突き刺さる、とにかく伝えたいのはロック魂「自分に自信を持って正直になって」それに尽きると言えるだろう。主人公は子どもたちの知っている大人とは異なり本来の同い年10歳の少年が持つべき心を持ち合わせている。その真髄に振れて次々潜在意識に目覚め本来の自分を取り戻したのは子供たち全員のみならず、保護者達によって変えられてしまったという女性校長も同じで、彼女の心と行動の変化も面白い見どころに違いない。